やまがた京町旅籠【五条西洞院】京の小路を楽しむ町家

ベッドルームは2階に。天井板を取り外し断熱材を敷いて、100年前の梁をそのまま見せる天井に。野趣に富み解放感のある空間には、書道家・宮田天風さんの書が彩りを添えます。特注のダブルベッドを2台配しています。

町家の壁は、柱を固定する貫と呼ばれる木材に竹を格子状に編み込み、その上から土を塗った土壁です。その独特の工法をぜひ知ってもらいたく、ベッドルームの壁面をあえてガラス越にして内部を見られるようしています。

2階のベッドルームの奥にある和室も、布団を敷くと寝室になります。
窓際の御簾（みす）を上げると、石畳の小路を楽しむことができます。

2階の和室には町家や和風建築によく使われている二階縁があります。ここから小路の往来を楽しむのも粋。

玄関側横の和室は町家造りでいう｢店の間｣。住居と家屋が一緒の町家ではここで商売をしていました。こちらに布団を敷いて寝室にできるので、足の不自由な方がいらしても安心です。

リビングより玄関方向を見ると、画家・山本義雄さん作の満開の桜が目に留まります。こちらに布団を敷いてお休みいただくこともできます。

京町家の特徴である坪庭はリビングからも浴室からも眺められ、日中は木漏れ日を、夜は灯篭の明かりがくつろいだ雰囲気を醸し出します。

ソファの上には京都在住の新進イラストレーター・ナカガワ暢さんの舞妓の絵が飾られており、リビングをモダンに彩ります。

2階の和室には二階縁と御簾（みす）があります。窓から見渡すことができる、京都らしい狭い石畳の小道を眺めながら、歴史への思いを馳せるひとときをお過ごしください。

2階に上がる階段は畳敷きの上に赤い絨毯を敷きつめています。足あたり良好で、華やかな雰囲気を演出します。

お風呂が広いのも特徴。浴槽は一般家庭の3倍の大きさで、タイル張りになっております。
窓から見える坪庭の景色に癒されながら、ごゆっくりとご入浴ください。

古美術商の資格を持ったオーナーが集めた骨董品が、部屋の随所に並びます。中には100年以上前の貴重な品もあります。